2022-02-14 Mon 15:30
![]() 馴染み多い方もいらっしゃる、いわゆる誕生石。昨年、全国宝石卸商協同組合より63年ぶりに日本の誕生石が改訂されると発表がありましたのでまとめてみました。一般的に誕生石と指すものは誕生月石でして、他にも12星座石や合成宝石の誕生石、366誕生日石も存在します、どれが正解?ということではなく、宝石商がリードしている設定であることはご理解くださいね。 そもそも誕生石は、古来より「その月に生まれた人々を癒し、護る力を持つ」と信じられてきました。その起源は… ①占星術の発祥の地であるカルデアから生まれたという説 ②新エルサレムの都の12城塞それぞれの土台を装飾した宝石説 ③イスラエル大祭司の胸当てにはめ込まれた宝石説 など諸説あります。 どの説が本当の起源かは分かりませんが、いずれにしてもそれらの宝石には特別な力があると信じられ、それがいつしか誕生石と呼ばれ始めました。そしてそのままの名称で今日に至り多くの人から親しまれています。 誕生石はユダヤ人宝石商によって広められたと言われていますが、多くの地域に広がっていくにつれて誕生石に地域差が出るようになりました。1912年 アメリカの宝飾品協会が初めて、石を各月に当てはめ誕生石を選定し現在の原型として統一。それをベースとし、ほかの国々も続いてその土地・文化に合った誕生石をアレンジし制定していきました。 日本では、1958年アメリカの原則をベースに全国宝石卸商協同組合によって初めて誕生石が定められました。このとき日本独自の誕生石として、桃の節句にちなんで3月にはサンゴ、新緑の季節5月には緑色の翡翠(現在は日本を象徴する国石に)を追加し、制定したといわれています。その後、天然石の普及発展の為?高額な宝石は?…などの点からか、パワーストーンも一部、誕生石に加わったことも事実です。 63年ぶり改訂に至った理由として、全国宝石卸商共同組合の発表によると ①国内で様々な誕生石リストが混在し、消費者の混乱を招きやすい状況になっており、業界として統一を図る必要性を感じたこと ②新型コロナウィルスで痛手を被ったジュエリー業界において、誕生石改訂により消費者の選択の幅が広がり、宝石への関心が高まれば、という願いを込めて ということのようです。 誕生石一覧 1月 ・ガーネット 2月 ・アメシスト ・ ![]() 3月 ・アクアマリン ・コーラル(サンゴ) ・ ![]() ・ ![]() 4月 ・ダイヤモンド ・ ![]() ・ ![]() 5月 ・エメラルド ・翡翠(ヒスイ) ・ ![]() 6月 ・ムーンストーン ・パール ・ ![]() 7月 ・ルビー ・ ![]() ・ ![]() 8月 ・ペリドット ・サードオニクス ・ ![]() 9月 ・サファイア ・ ![]() 10月 ・オパール ・トルマリン ・ ![]() ・ ![]() 11月 ・トパーズ ・シトリン 12月 ・ターコイズ ・ラピスラズリ ・ ![]() ・ ![]() ※「 ![]() ※「 ![]() 結構突っ込みどころも沢山あるのですが、新たに10石が加わり認知度が上がり活性化されていくのは大賛成です。 ![]() ![]() ↑ クリックすると移動します ![]() ![]() http://glast.jp/ ![]() ![]() ![]() ↑クリックすると拡大します |
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